総合人材サービスのマンパワーグループは3月11日、2025年第2四半期(4-6月期)における企業の雇用計画を調べた「マンパワーグループ雇用予測調査」の結果を発表した。
それによると、運輸・物流/自動車の純雇用予測はプラス5%となった。前四半期比ではマイナス3ポイント、前年同期比ではプラス1ポイントだった。
純雇用予測とは、来四半期に「増員する」と回答した企業の割合(%)から、「減員する」と回答した企業の割合(%)を引いた値。純雇用予測がプラスであることは、今後3カ月間に従業員数の増員を見込んでいる企業が、従業員を減員する意向の企業よりも多いことを意味する。
<運輸・物流の純雇用予測>

日本国内の業種別調査では、調査対象の9業種中、「その他の業種」を除く8業種で増員予定となった。最も堅調な見通しを示したのはエネルギー/公益事業でプラス29%。高水準だった前四半期に比べて7ポイント減となるものの、前年同期比では29ポイント増と、慎重ながら依然として強い伸びを示した。次に続くのが通信サービスで、前四半期比では13ポイント増、前年同期比では7ポイント増のプラス25%となり、堅調さを維持した。
<業種別雇用予測>

■マンパワーグループ雇用予測調査
https://www.manpowergroup.jp/company/r_center/e_survey/
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