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2025年03月14日 15:19 / 施設・機器・IT
INTLOOP(イントループ)は3月13日、物流DXを推進する独自のバース予約管理システムの開発に着手した。
昨今、日本国内の物流業界では、ドライバー不足や高齢化、労働時間の制約、そして物流施設における人手不足など、深刻な課題に直面している。2024年問題として知られる「時間外労働の上限規制」の適用により、トラックドライバーの労働時間に更なる制約が課せられ、物流業界全体での生産性向上と業務効率化が急務となっている。また、eコマース市場の急成長に伴う配送需要の増加や、多頻度小口配送へのニーズ拡大により、従来の物流オペレーションでは対応が困難な状況が生じている。
これらの課題に対応するため、INTLOOPは、ソニーセミコンダクタソリューションズのエッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS」を活用し、物流現場のDXを推進する独自のバース予約管理システムを開発する。
バース予約管理システムとは、物流拠点におけるトラックの入出庫を最適化するシステムで、事前予約やリアルタイムの入庫管理を通じて、待機時間の削減やスムーズな荷役作業を実現する仕組み。
新システムの特徴は、大規模倉庫から中小規模の倉庫まで、幅広い規模の物流施設に対応可能な設計となっており、システムの開発にあたっては、2020年に業務提携を結んでいる三井倉庫サプライチェーンソリューションから物流分野における専門的な知見の提供を受け、実務に即した機能の実装を進める。
今後、システムの開発を通じて、物流システムの構築と、物流業界全体の生産性向上に貢献する。特に、労働力不足や高齢化が進む現代日本において、最新技術の導入による作業効率の改善、AIやIoTを活用した自動化システムの導入、環境負荷を軽減するためのエコロジカルな物流手法の採用、地域間物流の最適化を通じて、持続可能な社会の実現を目指す。これらの取り組みを通じて、顧客サービスの向上、コスト削減、そして物流業界全体のレジリエンス強化に寄与する。
INTLOOPは、企業の経営課題解決をミッションとし、社員として所属する国内系・外資系ファーム出身の経験豊富なコンサルタントが担うコンサルティングサービスを展開。約4万6000名(2024年10月末時点)が登録する、コンサルタント、ITエンジニアなどのプロフェッショナル人材を支援する人材ソリューションサービスを主軸に展開している。また、プロフェッショナル人材ソリューションサービスで培ったマーケティングノウハウを提供するデジタルトランスフォーメーションサービス、先端技術を中心とした開発支援を行うテクノロジーソリューションサービスを提供している。