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2025年04月07日 13:06 / 車両・用品
貨物自動車運送事業などを展開するボルテックスセイグン(群馬県安中市)は4月6日~10月5日、自社物流センター敷地内の公道で、場内搬送用の自動トラックによる第6期の実証実験を実施する。
物流センターを東西に走る公道で、タブレット操作による遠隔運転者を配置した自動運転「レベル2」で同区間を横断するもの。
横断前に一時停止した自動トラックを、社外の遠隔運転者が直接、横断路の安全を確認した上で、専用タブレットにより発車させ、安全性を担保しながらスムーズな運行を実現する。
自動運転車両は、日野の中型トラック「レンジャー」(2KG-FD2ABA)を改造した車両2台を使用する。
8時30分から17時30分まで、横断速度上限時速8kmで、7m20cmの公道を走行する。走行空間では、関係車両のみが通行がある状態で、車両内外の保安要員として、横断カ所に1名を配置する。
前進のみで、バック走行はなし、降雨3mm以上、降雪時、積雪時は実験を中止する。インフラとの連携は特にない。
自動運転は、サーバーと遠隔操作用PCを介した遠隔操作タブレットと通信を行い、移動指示等を受信し、車両情報を送信する機能を有する。
タブレットには緊急停止ボタンがあり、フォークリフト運転者ほかの作業者が危険を察知した時に押すと、自動運転トラックは停止する。停止したトラックは、タブレットの移動開始ボタンを押すことによって再び移動を開始する。タブレットには、自動運転トラックの現在位置など運用に必要な情報を表示する。
同社は群馬大学と共同で、ぐんま未来共創トライアル補助金採択事業「自動トラックの改良プロジェクト」を進めており、実証実験の結果をもとに、自動運転システムによる本格的な営業運行に向けた課題を把握し、高い安全性と安定した操作性を追求する。
今後も段階的な実証実験を重ね、自動運転に対する社会受容性の向上や、自社の理念である「安全第一主義」を物流現場で実現するべく、自動運転を含む物流DXの具体化による現場での労働生産性の向上と省人化の実現を目指す。