東部ネットワークが5月14日に発表した2025年3月期決算によると、中核事業の貨物自動車運送事業の売上高は94億7218万円(前年同期比0.8%増)、営業利益1億7087万円(32.3%減)となった。
<セグメント別売上高>

出典:2025年3月期東部ネットワーク決算補足説明資料
貨物自動車運送事業では、飲料輸送やその他の一般貨物輸送で、2024年問題の労働力不足を背景に各荷主による物流合理化対策が予想以上に進みオーダー量が減少したことに加え、各輸送協力会社において、収益性を優先する流れの中で輸送車両の確保にも苦戦した。
特殊貨物輸送は、子会社である東北三光と魚津運輸の業績は安定的に推移したほか、当期からグループに加わったテーエス運輸で収益改革が進むとともに産業用ガス輸送の拡大に大きく寄与した。
3PLは、年間を通してほぼ満床状態で稼働しており、安定的に推移した。
トランスポートサービス(配車サービス)では、北陸コカ・コーラ社との連携強化による業務拡大が寄与し増収となったが、他の荷主のオーダーは減少したことで、収益に影響を及ぼした。
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