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2025年06月30日 15:14 / 労務
厚生労働省が6月25日に公表した2024年度「過労死等の労災補償状況」によると、業種別「業務災害に係る脳・心臓疾患に関する事案の労災補償」について、道路貨物運送業の請求件数は155件、支給決定件数は76件となり、全業種の中で最多となったことがわかった。
また職種別でも、自動車運転従事者の請求件数は163件、支給決定件数は72件となり、全職種の中で最多だった。
全体でみると、「業務災害に係る脳・心臓疾患に関する事案の労災」の請求件数は1030件で、前年度比7件の増加。うち死亡件数は前年度比8件増の255件となった。支給決定件数は241件で前年度比25件の増加。うち死亡件数は前年度比9件増の67件だった。
年齢別の傾向をみると、請求件数は「50~59歳」411件、「60歳以上」348件、「40~49歳」213件の順で多い。支給決定件数は「50~59歳」129件、「40~49歳」60件、「60歳以上」44件の順に多かった。
時間外労働時間別(1カ月又は2~6カ月における1カ月平均)の傾向では、支給決定件数は「評価期間1カ月」では「100時間以上~120時間未満」18件が最も多い。また、「評価期間2~6カ月における1カ月平均」では「80時間以上~100時間未満」63件が最多だった。