国土交通省/降積雪期における輸送の安全確保の徹底を要請
2025年12月09日 13:34 / 交通
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国土交通省物流・自動車局長は12月4日、全日本トラック協会に対して、降積雪期における輸送の安全確保の徹底を要請した。
これから本格的な降積雪期を迎える中、輸送の安全確保等に遺漏のないよう、傘下会員に対し周知徹底を行い、事故の防止に努めるよう求めた。
その上で、「冬用タイヤ未装着等により事業用自動車が立ち往生した場合、運送事業者に対する監査を行い、輸送の安全を確保するための措置が不十分を判断されれば、行政処分対象となること」を申し添えた。
降積雪対応策では、バス、タクシー、トラック等共通事項として、「大型車の車両脱輪事故を防止するため、スタッドレスタイヤへの交換時等に、ホイール・ボルトの誤組防止、ワッシャ付きホイール・ナットの点検、清掃や各部位への潤滑剤の塗布、締付トルクの管理、タイヤ脱着作業後の増し締め等を確実に行うこと」「気象情報(大雪や雪崩、暴風雪等に関する警報・注意報を含む)や道路における降雪状況等を適時に把握し、以下の対策を講ずることにより、輸送の安全確保に万全を期すこと」を求めた。
具体的には、災害発生時の社内における連絡体制を改めて確認し、気象予報や路面の状況、降雪状況等を勘案しつつ、冬用タイヤの装着、チェーンの携行及び早めの装着を徹底すること。また、冬用タイヤの溝の深さがタイヤ製作者の推奨する使用限度を超えていないことを日常点検時に確認すること。点呼時等において、運行経路の道路情報や、気象情報に基づき、乗務員に適切な指示を行うことを要請した。
また、積雪・凍結時における要注意箇所の把握に努め、気象状況が急変し、安全運行が確保できないおそれがある場合は、運行の中止等の指示を行うとともに、バスの運休、タクシーの配車の休止、宅配便の集配荷の休止など、サービスの停止に係る情報については、ホームページ等を通じて利用者に分かりやすく情報提供することを求めた。
さらに、乗務員に対して、スリップの要因となる急発進、急加速、急制動、急ハンドルを行わないよう指導するとともに、道路状況、気象状況に応じた安全速度の遵守、車間距離の確保について指導を徹底することを要請した。
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