トーヨータイヤ/タイヤ作業コンテストを開催、脱輪事故防止に注力
2024年09月13日 14:50 / イベント・セミナー
トーヨータイヤは9月11日・12日の2日間、群馬県トラック協会 群馬県交通運輸会館(高崎市)を会場に「第5回トラック・バスタイヤ作業コンテスト」を開催した。
この作業コンテストは、2018年にスタートしたもの。5回目となった今回は「作業手順の標準化」、「サービスクルーの作業知識・作業スキルのレベルアップ」、「サービスエンジニアの育成」、「トーヨータイヤグループへの作業基準の徹底」を基本テーマに実施。全国から集まった14名の選手が知識と腕を競い合った。
トーヨータイヤの井上晃一アジア・オセアニア営業本部長は「サービスクルーにとって、このコンテストは、日々の研鑽の結果を披露するステージ」という。「ただ、あくまでも日々研鑽してるのは、このコンテストのためだけではない。トーヨータイヤを使っていただくドライバーの皆様のクルマの安全を意識して、自身の持つ責任と自覚、緊張感を常に携えて訓練を重ねており、それをお披露目する場です」とコンテストの位置付けを説明した。
<TOYO TIRE 井上晃一アジア・オセアニア営業本部長>

コンテストは、筆記と実技の総合点で競われる。11日に行われた筆記テストは、タイヤの基礎知識や作業注意点、時事情報などから出題。12日に実施した実技テストは、大型トラクターヘッドの左リヤタイヤのナット緩みでお客様が来店という設定で、35分の制限時間内でホイールとナットの点検、増し締め作業を行った。配点は筆記が100点、実技が200点。
筆記と実技の組み合わせは前回までと同様だが、今回は実技の設定が変更され、車輪脱落事故防止のための作業ポイントがより重視される内容となり、難易度が向上。初回から前回までは「パンク修理作業」の設定だったが、今回はナットの緩みが発生した原因を錆による締め付け不良と特定し、清掃・点検の上、お客様にきちんと説明できるかが問われる。もちろん作業後の増し締め入庫の提案も大きなポイントとなっていた。
審査員を務めたトーヨータイヤジャパン 東日本販売統括部埼玉販売部の高野将太課長(第3回優勝・サービスマスター)は、実技の設定が変更されたことで「順応性が問われる実技になった」と評価。「すぐに対応できる人とできない人がいる。レベルの差が大きい」。前回までの動画を参考に練習を重ねてきた出場者には、少し厳しいコンテストとなったようだ。
<地域によっても取り組みにバラツキがある、と審査員を務めたサービスマスターの高野氏。これを均一化していくのも課題だという>
コンテストの結果は、トーヨータイヤジャパン宮城販売部の佐藤秀徳さんが最優秀賞を獲得、同 長野販売部の上原楠宜さんが優秀賞を獲得。それぞれサービスマスターに認定され、佐藤さんは「自社に戻って(後輩に)伝達していきたい」と喜びを語った。
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