三井住友海上/既設ドラレコをAI化し安全運転を促進する実証実験を開始
2025年05月20日 11:01 / 施設・機器・IT
- 関連キーワード
- ドライブレコーダー
三井住友海上火災保険とティーティス(米国デラウェア州)は、ティーティスが開発したAIを活用して車両事故を防止するサービス「アクレス」の実証実験を共同で開始した。
「アクレス」は、独自のVLM(大規模視覚言語モデル)と2000時間の商業車両の独自運転映像データにより高精度な自動検知を実現し、既設のドライブレコーダーをAI化できるソフトウェア。
携帯電話使用、喫煙、片手運転等の危険運転行動の自動検知など、多様な危険運転行動を検知でき、横向きの画角や夜間の映像など、様々な条件下での映像解析をすることができる。SDカード記録型ドラレコ全機種に対応しており、データを自動変換し解析できる。
物流業界では「2024年問題」以降の人手不足により、ドラレコの映像を活用したドライバーへの安全運転指導に十分な時間を割けないという課題が顕在化。映像確認や指導には人的工数がかかり、ドラレコが証拠保全の目的に留まってしまっているのが現状となっている。
三井住友海上は、通信型ドラレコを活用したフリート契約向けドライブレコーダー・テレマティクスサービス「F-ドラ』」を提供しているが、さらなる安全運転支援の強化を目指し、顧客が既に利用しているドラレコの映像も自動解析できるソリューションとして「アクレス」に着目し、今回の実証に至った。
今後、ティーティスは三井住友海上との連携を強化し、「アクレス」の機能拡充を推進。将来的には事故の未然防止とともに、事故の削減効果による自動車保険料の適性化等、より安全で効率的な運輸業務の実現に貢献することを目指すとしている。
最新ニュース
一覧- いすゞ/自動運転専用テストコースを新設、国内商用車メーカー初 (08月28日)
- 北海道トラック協会/道内トラック運送業界、ドライバー採用「集まらない」44.2% (08月28日)
- JL連合会/25年度「中国・四国地域本部大会」を開催、約150名が参加 (08月28日)
- 中部運輸局/10月「トラック事業の集中監査月間」、4つの重点項目設定し監査を実施 (08月28日)
- ナビタイム/「トラックカーナビ」にルートの編集&共有機能の提供を開始 (08月28日)
- ジャパントラックショー in Fujispeedway/前売り駐車券を9月1日から発売 (08月28日)
- 25年7月車体生産台数/平ボデートラック(中型)が好調に推移 (08月28日)
- 運輸業・郵便業/25年6月の求人数は、前年比0.1%増の4万4328人 (08月28日)
- ドライバー職/25年7月パート・アルバイト募集時平均時給、東日本1258円・西日本1257円 (08月28日)
- 輸入トラック/25年7月の輸入台数、ボルボ56台・スカニア46台 (08月28日)
- 北陸道/小松IC~加賀IC(上り線)28日20時~翌6時、緊急工事で通行止め (08月28日)
- 中央道/9月28日~30日、駒ヶ根IC~松川ICを夜間通行止め (08月28日)
- 関東運輸局/25年8月14日、第一種貨物利用運送事業3社を新規登録 (08月28日)
- 関東運輸局/25年8月22日、大型車や中型車に対応する自動車特定整備事業3社認証 (08月28日)
- 関東運輸局/25年7月の行政処分、輸送施設の使用停止(240日車)など21社 (08月28日)
- セイノーホールディングス/「ロジスティクス白書」公開、共同輸配送など紹介 (08月27日)
- ダイナミックマッププラットフォーム/レベル4自動運転実装に向けた取り組みを紹介 (08月27日)
- 日野コンピューターシステム/「健康起因による交通事故ゼロ」目指しharmoと提携 (08月27日)
- ダイセーHD/知名度向上目指し、グループ各社のトラックに共通ロゴを掲示 (08月27日)
- セコム/カスハラの通報と録音ができる「iPhone」「Apple Watch」専用アプリ開発 (08月27日)