「2024年問題」実態調査/人手不足対応は鈍化傾向
2025年04月02日 17:33 / 経営
物流事業者向けSaaS・プラットフォーム「ロジポケ」を提供するX Mile(クロスマイル)が物流経営者に行った調査によると、2024年問題への対策は鈍化していることがわかった。
この調査は、物流事業者の経営実態や課題認識を把握するため、今年2月に全国220名の経営者を対象に実施したもの。
まず「2024年問題を実感しているか」という質問では、7割が実感していると回答。しかし、約8割が実感していると回答していた過去の調査に比べて減少しており、影響が常態化してきた、あるいは事前に想定していたほどの影響を感じなかったものと推測される結果となった。
2024年問題への対策については、「行っている・やや行っている」は58.6%。昨年調査の63.4%から減少しており、対策は鈍化する傾向にある。これについてクロスマイルでは、人手不足が常態化していると推測している。
24年問題対策を行う上での課題については、前回調査では「ドライバーの定着・確保に困難している(52.7%)」が最多だったが、今回は37.2%と減少。一方、「社内人材の高齢化により改善や変化が進まない」が17.6%から24.0%に増加。高齢化とともに、改革や変化が困難になる傾向が強まっている。
人手不足の対策として採用活動で工夫していることでは、2024年と比較し、「残業削減」の回答割合が減少。一方、「ホームページの作成・刷新」「採用/人事などの選任担当を置く」「説明会等の開催」が前回より増加。採用体制の見直し、強化に重点が移りつつある。
DX化の推進は物流業界の大きなテーマとなっているが、DX化した業務で最も多いのは「請求書発行(25.9%)」で、次いで「点呼記録簿・アルコールチェック記録」「経費・コスト管理」の順となった。一方、35.0%は「特に導入しているものはない」と回答している点にも注目される。
■ロジポケ「物流業界関係者への2024年問題・DX化実態調査」 2025年2月版
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