経営に関する最新ニュース
一覧- SkyDrive/開発拠点を県営名古屋空港内に移転し、型式証明取得を加速 (12月05日)
- トヨタ車体/1月1日付組織変更、戦略企画室など新設 (12月04日)
- いすゞ/電動開発実験棟を新設、電動車開発を加速 (11月30日)
- 日本郵便/水素燃料電池小型トラックを導入 (11月30日)
- フォロフライ/西濃運輸が商用EV「F1 VAN」を導入、都心部の配送業務で使用 (11月29日)
2023年11月20日 15:39 / 経営
コマツは11月20日、100%子会社のコマツアメリカを通じて、米バッテリーメーカー「American Battery Solutions」(ミシガン州・以下ABS社)を買収すると発表した。12月1日に買収を完了する予定。
<(左から)コマツ代表取締役社長兼CEO 小川啓之、ABS社会長兼CEO Subhash Dhar>
ABS社は、2019年に設立された商用車及び産業用車両向けリチウムイオンバッテリーを含む多様なバッテリーパックの開発・製造を手掛けるバッテリーメーカー。
この買収により、同社が持つバッテリー技術とコマツの知見・ネットワークを融合することで、様々な環境や条件の下で使用される建設・鉱山機械各機種に合わせて最適化されたバッテリーの開発・生産が可能になる。
まずは、電動化の需要が高まっている北米・南米の鉱山機械へ導入を進め、将来的には建設機械への展開・グローバル供給体制の構築を目指す。
買収後も、コマツはABS社のバッテリービジネスを継続・支援し、電動化事業の更なる成長を図っていく。コマツは2023年度を電動化建機の市場導入元年と位置付け、電動化の取り組みを更に加速化させていく方針であり、ABS社の買収はそのマイルストーンになるとしている。
なお買収完了後も、ABS社は独立したグループ企業として、現在の商用車向け事業について引き続きオペレーションを継続する。さらに、コマツを通じた新たな事業機会の獲得によって、商用車および建設・鉱山機械市場における世界有数のバッテリーシステムプロバイダーを目指していくとしている。