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2023年12月12日 15:16 / 施設・機器・IT
GOが提供する交通事故削減支援を行う次世代AIドラレコサービス「DRIVE CHART」は12月13日、眠気を検知して居眠り運転を未然に防ぐ「居眠り警報」機能をリリースする。
ドライバーの瞼(まぶた)の状態からAIが眠気を検知し、アラートを鳴らすことで居眠り運転を抑制して事故発生を防ぐ。また、眠気検知時に管理者にリアルタイムで通知されるため、即時に具体的な指示をドライバーに出すことができる。
2023年にサービス提供開始4周年を迎えた「DRIVE CHART」は、街を縦横無尽に走行するタクシーや営業車、走行距離の長いトラックなど、プロの現場で多く採用される交通事故削減支援サービスで、現在、全国で契約車両は6万台(6月時点)となっている。
導入企業の多くが「DRIVE CHART」を活用し効果的な交通安全対策を実施して交通事故削減を実現しており、直近では、アルコールチェッカーによる酒気帯び確認の義務化に向けて開発した「酒気帯び確認記録」機能の利用企業も増加している。
コロナ禍が落ち着きを見せる中、経済活動が活発化するのに伴い、企業の人手不足が深刻な問題となっている。人手不足の状況では、従業員一人あたりの業務量や業務時間が増加することが一般的であり、それは運転を行う従業員も例外ではない。業務中の運転時間が長引くことにより疲労が蓄積し、重大な事故を招きかねない居眠り運転のリスクが高まる可能性がある。
今回開発した「居眠り警報」機能は、こうした状況下における居眠り運転の抑制に効果を発揮する。仕組みとしては、「DRIVE CHART」の車内カメラ映像をAIがリアルタイム解析し、運転者が“目を閉じた状態”を2秒以上継続した場合に警報を鳴らす。また、眠気検知時に管理者にリアルタイムで通知するほか、検知時の様子が動画データで保存されるため、状況確認が後からでも容易に行なうことができる。
なお、実証実験段階において、一部の「DRIVE CHART」導入企業で本機能を試用したところ、実際に眠り込む前に警報が鳴り、追突事故を未然に防ぐことができたという事例が生まれている。「居眠り警報」機能は、新たな車載機器の設置やオプションサービスとしての申し込み不要で、利用申請だけで利用できる。