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2023年12月13日 10:47 / 車両・用品
コマツは12月13日、ゼネラルモーターズ(GM)とダンプトラック向け水素燃料電池の共同開発契約を締結したと発表した。
共同開発するのは、コマツの超大型ダンプトラック930E向けの水素燃料電池モジュール。
<コマツの超大型ダンプトラック・930E>
2020年代中頃に米アリゾナ州にあるコマツのアリゾナ試験場で、GMのHYDROTEC(ハイドロテック)水素燃料電池を搭載したプロトタイプの試験を計画している。
ハイドロテックはGMとホンダが共同開発した水素燃料電子システムで、米ミシガン州にあるホンダとの燃料電池システム製造合弁会社で製造される。
930Eは約290トンの積載能力を有する鉱山向けダンプトラックで、水素燃料電池は厳しい稼働条件に対する仕様が求められる車両にとって、排気ガスの排出をゼロにするソリューションの一つ。また鉱山向けダンプトラックは一つの鉱山のみで製品寿命を終えることが多いので、車両台数の規模に合わせた水素充填インフラを準備しやすいとしている。
なおGMは、ハイドロテックを米国のトラックメーカー・ナビスターに供給するほか、特殊車両メーカーの米オートカー・インダストリーズに供給することでも合意。オートカーではダンプトラック、セメントミキサー、ごみ収集車、港湾向けトラクターなどへの搭載を予定している。