施設・機器・ITに関する最新ニュース
一覧- ユアスタンドなど/北海道内のEV充電インフラ整備を推進 (05月16日)
- 調査/2030年には1ヵ月のうち11.5日分の荷物が運べない恐れ (05月15日)
- 軽油小売価格/全国平均154.2円、2週ぶりの値下がり (05月15日)
- 国交省/物流脱炭素化促進事業の募集を開始 (05月14日)
- JATMA/「タイヤの日」点検結果を公表 (05月13日)
2023年12月15日 11:07 / 施設・機器・IT
NEXT DELIVERYは、12月13日に茨城県境町でドローン飛行レベル「レベル3.5」でのドローン配送を実施したと発表した。「レベル3.5」でのドローン配送は、11日に実施された北海道に続くもので、本州では初。
境町は、2022年度からドローンを活用した新しい商品流通の仕組みの構築に着手し、2023年2月にドローン配送と陸上輸送を融合した新スマート物流”SkyHub“の拠点となる『ドローンデポ境町』を開所するなど、ドローンの定期飛行を進めている。
しかし、離陸地点に近接する国道354号の横断の際、移動車両の上空を飛行できない規制のためドローンが一時停止せざるを得ず、配送時間にズレが生じていた。
「レベル3.5」飛行では、有資格者のパイロットの操縦のもとルールを満たすことによりドローンが一時停止せず移動車両の上空の運航が可能となったため、今回の飛行では一時停止することなくスムーズに運航し、配送を実施。ドローンは自動で着陸し、境町名産の干し芋やドリンクの入った箱を切離して置き配し、離陸後、住民自らが箱を拾い上げ中身を確認した。
<境町名産の干し芋やドリンクの入った箱を配送して戻る物流専用ドローンAirTruck>
NEXT DELIVERYは、レベル3.5の解禁により、空のインフラを活用したよりオンタイムでスムーズな運航の実現が期待できるとし、社会実装のスピードを加速化していくとしている。