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2024年01月26日 14:15 / 車両・用品
三菱ふそうトラック・バスは1月26日、小型EVトラック「eCanter」を香港で発売した。日本を除くアジア地域でのeCanter導入は、香港が初となる。香港はトラックに「ユーロ6」排出基準を課すなど環境性能への要求が厳しく、2050年までのカーボンニュートラル化を目指している。
<三菱ふそう eCanter>
香港市場では、GVW5~8.55トンの3車種・7型式を展開し、日本市場同様、S・M・Lの3タイプのバッテリーが選択できる。生産は三菱ふそうの川崎製作所で行い、架装は香港域内で行う。
先進安全機能では、左折時の巻き込み事故のリスクを低減する「アクティブ・サイドガード・アシスト1.0」や、運転状態をモニターし注意力低下をドライバーに知らせる「アクティブ・アテンション・アシスト」などを搭載、世界屈指の密集地帯である香港都心部で、ドライバー・歩行者双方の安全の向上に貢献するとしている。
香港での販売は1976年からのFUSO代理店であるユニバーサル・カーが担当。現地では既に複数の顧客と数か月に渡ってeCanterによる都市部での配送テストを実施している。
香港政府は電動商用車の普及促進に向けて、11億香港ドル(約208億円)の新エネルギー輸送基金を立ち上げ、補助金制度を整えている。「eCanter」も、この補助金制度の対象車両のリストに加わる見込み。
なお三菱ふそうは、24年内に台湾やインドネシア等でもeCanterの発売を予定している。