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2024年05月30日 15:43 / 交通
警察庁は5月30日、住宅街や商業地などの生活道路について、自動車の最高速度を現在の時速60キロから時速30キロに引き下げる方針としたことを公表した。
5月31日から6月29日まで一般からの意見を募集し、道路交通法施行令を改正、2026年9月1日の施行を予定している。
<「2021年交通安全白書」交通死亡事故件数の推移(生活道路、その他の道路別)>
現在、一般道路の最高速度は時速60キロとなっているが、このうちセンターラインや中央分離帯などがない一般道路が最高速度引き下げの対象。
生活道路での交通死亡事故は減少傾向にあるが、生活道路以外の道路に比べると、減少割合が小さい。警察庁では、区域内の最高速度を時速30キロとする「ゾーン30」や、道路管理者とも連携しハンプなど物理デバイスも加えた「ゾーン30プラス」を設置しているが、設置拡大が難しいことからも対応を見直す方針だ。
意見提出は、電子政府の総合窓口e-Gov「パブリックコメント意見提出フォーム」または電子メール(pabukome-kisei@npa.go.jp)、郵送の場合は〒100-8974 東京都千代田区霞が関2-1-2 警察庁交通局交通規制課法令係パブリックコメント担当まで。