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2024年08月28日 10:34 / 経営
コマツは、ブラジルの大手鉱山会社Valeと米大手エンジンメーカーのカミンズと、超大型ダンプトラック向けデュアルフューエル対応エンジン開発で協業を開始した。
Valeの鉱山現場で稼働しているコマツのディーゼル駆動超大型ダンプトラック830Eと930E向けに、ディーゼルとエタノールの混合燃料も使用可能なエンジンを今後数年間で開発する。
<アリゾナ試験場で走行するコマツの超大型ダンプトラック830E>
今回の協業はCO2排出量をさらに削減するために、顧客が所有する既存の鉱山機械に、より環境負荷の低い動力源を後付けするアプローチをとる点で、コマツでは初めての試み。カミンズの保有する内燃エンジン技術と、コマツの保有する鉱山機械の開発・製造技術、そしてValeのエタノールやバイオ燃料の知見を活用することで、超大型ダンプトラックからのCO2排出量を削減し、鉱山オペレーションの持続可能性を高めていく。
デュアルフューエル対応トラックは、燃料にエタノールを最大70%混合可能で、ディーゼルのみの場合に比べて稼働時のCO2排出量を最大70%削減できる見込み。また、この開発によって稼働中のディーゼル車をデュアルフューエル対応トラックに順次シフトできるため、Valeのコスト削減目標にも貢献しつつCO2排出量の大幅な削減を早期に実現し、Valeの2030年脱炭素目標達成も期待される。