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2024年12月04日 10:52 / 施設・機器・IT
ダイナミックマッププラットフォームのグループ会社・ダイナミックマッププラットフォームAxyz(東京都渋谷区)は、青森県の八甲田・十和田ゴールドライン(国道103号・酸ヶ湯ゲート~谷地ゲート:約8km)で、高精度3次元地図を応用した除雪支援システム「SRSS」の実証実験を2025年2月20日~3月31日に実施する。
SRSSは、自動運転車にも利用されているHDマップ(高精度3次元地図)と高精度の自己位置推定が可能な「RTK測位」(GNSS衛星を利用した測位方法。cm級の高い精度で位置情報を求めることが可能)を組み合わせ、Axyzが除雪作業向けにカスタマイズしたサービス。路肩縁や道路上の構造物など雪で埋まった道路の情報が高精度で収載される高精度3次元地図に、除雪車の高精度自己位置情報を投影することでガイダンスを行い、目印がなくとも安全かつ円滑に作業を進めることが可能になる。
冬季に閉鎖される八甲田・十和田ゴールドラインは、地元の建設業者などで構成する「八甲田除雪隊」が、春に除雪作業を実施して開通させているが、目印のない区間ではベテランオペレータの経験と勘によって作業を進めており、技能継承の困難さによる後継者不足や、作業そのものの安全性などが課題となっている。
今回の実証では、作業時間の短縮や技術継承への貢献等を目的に、除雪作業の安全性の向上および効率化を検証し、地域の守り手である「八甲田除雪隊」の負担軽減と担い手の確保を目指す。
■除雪支援システム「SRSS」詳細(https://www.dynamic-maps.co.jp/srss/)