北陸信越運輸局は12月9日、管内で2023年度に発生した大型車の車輪脱落事故の発生状況について公表した。
全国の車輪脱落事故は142件発生しているが、このうち北陸信越運輸局管内では、前年度より4件多い20件が発生。全国、管内とも過去5年間で最多となった。
<車輪脱落事故の発生件数推移>

事故が発生した時期は、全国では11月~12月がピーク。一方、北陸信越管内ではピークが1か月遅く、12月~1月がピークとなった。タイヤ脱着作業から事故発生までは、作業後1か月以内が最も多く、管内では20件中9件がこの時期に発生。これは全国でも同様の状況となっている。
<車輪脱落事故の月別発生件数(管内)>

車輪脱落箇所は、20件のうち19件が左後輪。また保守管理の不備としては、増し締め未実施が6件で最も多い。作業時の不備ではホイールナットの潤滑油塗布不良が最も多かった。
<作業時不備要因(管内)>

タイヤ交換作業の実施者別では、大型車の使用者が55%と過半数を占めた。タイヤ専業店、整備事業者も合計4割を占めているが、これらの場合、交換後に増し締めを行っていないケースが多いものと推察される。
<タイヤ脱着作業 実施者別(管内)>

また社歴別では、新車登録から約2年で始まっているが、件数の増加は初度登録から4年を迎えた時期となっている。
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