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2025年02月04日 12:29 / 施設・機器・IT
EV/PHV用急速充電器メーカーのニチコン(京都市中京区)は、運輸事業者が使用する複数台の商用EVをスマートに急速充電する、業界初の「サイクリックマルチ充電器」を開発、2月19日~21日に東京ビッグサイトで開催される「SMART GRID EXPO 春 第17回 国際スマートグリッド展」で披露する。発売は7月を予定している。
「サイクリックマルチ充電器」は、運輸事業者をターゲットとした新しいコンセプトの急速充電器。
複数台のEVに輪番(サイクリック)で充電する充電方式で、今回の新製品では1口最大90kWで最大6台のEVに繰り返し充電を行うため、効率よく充電することができるのが大きな特徴。
従来の充電器で複数のEVを同時に充電する場合、各充電器の合計出力に応じた大容量の受電設備が必要となり、またピーク電力が増大し電気基本料金が上昇する。これに対してサイクリック充電は、複数のEVに充電する場合でも最大充電電力は一定のため、受電設備投資、電気基本料金を抑制することができる。
充電器はセパレート構造(電源盤、スイッチャーボックス、ディスペンサ)とすることで、自由な設置レイアウトが可能。スリムで省スペースなディスペンサにより駐車スペースを有効に活用することができ、また騒音源となる電源盤を離れた場所に設置できるので、周辺施設への騒音問題も回避できる。
ディスペンサは壁掛け、ロースタンド、トールスタンドの3タイプを設定。トールスタンドにはケーブルマネジメント機能を搭載し、容易な充電ケーブルの取り回しを可能としている。
なお各車両の充電はCMC用サーバで制御。車両と紐づけたカード認証により車両毎の充電管理を容易に行える。パソコンやスマートフォンを利用し、事務所等の充電器から離れた場所で充電状態の確認や設定変更等も可能。
■ニチコン(https://www.nichicon.co.jp/)