いすゞ/「エルフEV」に特装車向けシャシを追加
2025年02月17日 11:50 / 車両・用品
いすゞ自動車は2月17日、小型EVトラック「エルフEV」に特装車(塵芥車および高所作業車)向けシャシを新たに追加し、発売した。
架装物への動力供給には、いすゞ独自開発の電動PTOを採用。この電動PTOは、架装物に応じて搭載位置が変更でき、高い冷却性能により特装車特有の連続使用も可能にするなど、汎用性・耐久性に優れている。
またバッテリーは、架装物の稼働による電力消費を考慮して、大容量かつ高電圧の走行用バッテリー(66kWh)を搭載した。
シャシ設計には、いすゞの開発手法「I-MACS」を用いることで、車両の操作系やレイアウトをディーゼル車と可能な限り共通化。これにより、これまでディーゼル車で利用していた架装への対応を可能としたほか、使い勝手もディーゼル車同等としている。
さらに、コネクテッド技術による稼働サポート「PREISM(プレイズム)」に新たに追加した充電マネジメント機能で、効率的な充電により電気代への影響を抑制するEV充電も可能とした。充電プラグを接続するだけで、ユーザーが設定した充電スケジュールに基づいて車両が自動で充電の受け入れ制御を行い、電気料金の上昇を最小限に抑えることができる。
車両価格はリース販売のため非公表。
■諸元
項目 | 塵芥車シャシ | 高所作業車シャシ |
型式 | ZAB-NMR48AM | ZAB-NKR48AM |
主な仕様 | 準中型免許対応 | 準中型免許対応 |
ハイキャブ/標準ホイールベース/高床 | 標準キャブ/標準ホイールベース/高床 | |
モーター種類 | 交流誘導電動機 | 交流誘導電動機 |
バッテリー種類 | リチウムイオンバッテリー | リチウムイオンバッテリー |
モーター最高出力 | 90kW | 90kW |
モーター最大トルク | 370N・m | 370N・m |
バッテリー容量 | 66kWh | 66kWh |
充電方法 | 普通充電/急速充電(CHAdeMO方式) | 普通充電/急速充電(CHAdeMO方式) |
1充電走行距離 | 190km | 190km |
最小回転半径 | 4.8m | 4.8m |
乗員 | 3名 | 3名 |
最新ニュース
一覧- 北陸信越運輸局、公正取引委員会など/「荷主等への集中監視月間」ドライバー54名にヒアリング (10月17日)
- 北陸信越運輸局/2025年度「物流総合効率化計画」輸送網集約、共同輸送など8件認定 (10月17日)
- 三菱ふそう/川崎工場で「ふそうファミリーデー」を開催 (10月17日)
- パルシステム/「配送職限定制度」などドライバーの多様な働き方推進 (10月17日)
- アイナビトラック/最新GPT-5対応で、より最適な中古トラック提案を実現 (10月17日)
- WE TRUCK/「アドトラックによる来場訴求」で展示会来場者の約13%集客 (10月17日)
- 特定外国人ドライバー/ネパールでの日本式交通教育を開始、既に30名以上が内定 (10月17日)
- 日本自動車工業会/「お・と・さ・な・い」 防ごう大型車の車輪脱落事故、チラシ作成 (10月17日)
- 東京都トラック協会/トラックドライバーのトイレ問題改善に向けアンケート調査を実施 (10月17日)
- 北陸信越運輸局/自動車事故防止セミナー、10月29日WEB併用開催 (10月17日)
- ハローワーク大津/「ドライバー業界を知るセミナー」10月28日開催 (10月17日)
- JL連合会/25年度九州・沖縄地域本部第1回実務者大会を開催 (10月17日)
- 北陸地方整備局など/国道と高速道路で特殊車両・過積載車両の合同取締りを実施 (10月17日)
- 山陽道/宮島SA(上り線)の大型車駐車マス拡充工事が終了、89台駐車可能に (10月17日)
- 中部横断道/11月10日から富沢IC~六郷ICを夜間通行止め (10月17日)
- 国道57号・中九州横断道路/大野IC(熊本方面)、10月17日に夜間通行止め (10月17日)
- いすゞ/天然ガス大型トラック「ギガLNG車」「ギガCNG車」を改良、安全性能を向上 (10月16日)
- T2/ジャパンモビリティショーに初出展、自動運転トラックを展示 (10月16日)
- 極東開発工業/車両管理支援システム「K-DaSS」がグッドデザイン賞を受賞 (10月16日)
- ロボトラック/国土交通省「自動運転トラックによる幹線輸送の社会実装に向けた実証事業」に採択 (10月16日)