やおき/ハイエースにフォークリフトで直接積み降ろしできる新技術を開発
2025年07月04日 17:09 / 施設・機器・IT
やおき(山梨県大月市)が運営するアメージングゲートアップ開発プロジェクトは、パレット荷役をハイエースでも実現する新技術「アメージングゲートアップ」の実証展開を開始した。
「アメージングゲートアップ」は、ハイエースのリアゲート開口角度を拡大し、フォークリフトで直接荷物を積み込めるようにするもの。
<アメージングゲートアップ>

これまではフォークリフトのマストがリアゲートに干渉するため、手積みを余儀なくされていたが、ゲートアップすることでリフトで積み込み積み下ろしが一人で出来るようになる。
<ノーマルのリアゲート(左)アメージンングゲートアップ>

先行して導入している山梨・新潟・大分エリアでの現場では、積み込み・積み下ろしの時間が1/5以下になった他、女性・高齢ドライバーの継続雇用が可能になった、人手不足現場での即戦力化などの効果が報告されているという。
軽貨物・小型バン配送の現場では、パレット積載が不可能なことが効率化のボトルネックとなっているが、これが解消できるものとして期待される。同社では今後、全国各地の協力企業・配送業者との連携を進め、導入先を拡大していく。また、さらなる改良と普及促進のために、パートナー企業の募集や展示会出展も計画している。
【動画】アメージングゲートアップ紹介ビデオ