T2、王子物流/印刷用巻取紙を自動運転トラックで幹線輸送する実証開始
2025年10月23日 13:52 / 車両・用品
T2と王子物流は10月23日から、印刷に用いられる巻取紙を自動運転トラックで幹線輸送する実証を共同で開始した。王子物流有明倉庫(東京都)~王子物流安治川倉庫(大阪府)を結ぶ高速道路上の一部区間で、T2のドライバーが乗車するレベル2相当で、合計4回の実証を計画する。
具体的には、「貨物を積載した幹線輸送における自動運転の走行ルートおよび走行リードタイム」「想定したオペレーションパターンの有効性」を検証する。
T2は、2027年から開始を目指すレベル4自動運転による幹線輸送サービスに向けて、7月からレベル2自動運転トラックによる商用運行を始めており、今回の実証でも同様にレベル2自動運転で、王子物流が取り扱う巻取紙を輸送する。巻取紙の中には、1本あたり1トン以上にもおよぶ重量物もあることから、安全性・オペレーション面で持続可能な物流体制を構築していけるか検証する。
王子物流では、王子グループの各工場から全国の消費地に向けた中長距離輸送でトラック輸送が欠かせない中、「2024年問題」などを背景にしたドライバー不足による輸送力低下を懸念している。こうした状況を受けて、自動運転トラックを新たな輸送手段のひとつとして位置づけ、今回、T2との共同実証に至った。
両社では、本実証の結果を踏まえて、レベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスでも協業を検討する。
最新ニュース
一覧- 関東地方整備局/国道「予防的通行止め区間」首都圏8路線15区間、北関東甲信10路線16区間発表 (12月05日)
- NEXCO東日本、中日本、首都高速/高速道路、予防的通行止めは躊躇なく実施 (12月05日)
- 予防的通行止め/首都圏は大雪対応3日前に「予防的通行止め実施可能性区間」周知 (12月05日)
- 国土交通省/「大雪時の大型車立ち往生防止対策」荷主に運送経路の変更などを認めるよう要請 (12月05日)
- 国土交通省/金子大臣「大手宅配事業者の配送遅延、ECサイトセールが要因」 (12月05日)
- 佐川急便/荷物の預り再開、配達予定通知の配信停止は継続 (12月05日)
- Kia PBVジャパン/来春国内導入の商用EVバン「PV5」が英国の商用車アワードを受賞 (12月05日)
- トレイトン/欧州投資銀行と5億ユーロの融資契約を締結、新世代プラットフォーム開発を加速 (12月05日)
- JL連合会/東海北陸地域本部が実務者大会を名古屋で開催、トラック物流Gメン活動に高い関心 (12月05日)
- コウショウ物流、CARRO JAPAN/軽貨物配送の安全運転コンテスト開催、AI技術を活用 (12月05日)
- ギオン/同社初のドライバーコンテストを実施、9名が技術と知識を競い合う (12月05日)
- 北陸信越運輸局/新潟国際情報大学で「物流講座」開催、物流の重要性啓発 (12月05日)
- 埼玉運輸支局/関越道新座料金所で大型車のホイール・ナット緩み点検、17台検査し1台に緩み (12月05日)
- 広島運輸支局/山陽道・宮島SAで大型車の車輪脱落事故防止徹底を呼びかけ (12月05日)
- 東北中央道/大石田村山IC~尾花沢北IC、尾花沢北IC~川原子ICを夜間通行止め (12月05日)
- 国道20号・138号・139号/甲府河川国道事務所管内で凍結防止剤を初散布 (12月05日)
- 北海道運輸局/25年11月10日、一般貨物自動車運送事業者7社を新規許可 (12月05日)
- NEXCO東日本/長距離輸送ドライバー交代実証実験を東北道・佐野SAで実施 (12月04日)
- 日本国際協力センター/外国人ドライバー受入れの不安を解消するオンラインセミナーを開催 (12月04日)
- 東海電子/飲酒運転根絶へ向けた法整備促進を警察庁に要請 (12月04日)



