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2023年05月08日 13:52 / 施設・機器・IT
名鉄運輸は4月28日、21年12月より工事を進めていた名鉄トラックターミナル中部が完成し、5月8日から運送事業の営業を開始したと発表した(倉庫事業は4月7日(金)に先行開業)。
<名鉄トラックターミナル中部>
同施設は、名鉄運輸グループの旗艦店である小牧支店の老朽化に伴い、近接する江南エリアに拡大移転するもの。
1階は、ホーム長170m、幅40.5mの同社最大のトラックバースを設置。集配車バースは屋内型とし、風雨でも作業が可能な施設にしている。2階、3階は営業倉庫(5,500坪)を設置し、自走式で2階倉庫に乗入れられる構造とし、倉庫保管、流通加工、全国発送を一体化した総合物流施設となっている。
各階フロアにシーリングファンを設置して結露対策を実施。3階倉庫には83機の空調設備を設置して、庫内荷役作業者や流通加工作業者の労働環境対策を行っている。
屋上には太陽光パネルを設置し、同施設の日中の電力を賄い、余剰電力は売電する予定(CASBEE認証Aランク取得済、BELS認証5スター及びZEB認証を取得予定)。トラックもEVトラックを5台導入し、環境に配慮している。
<EVトラック>
BCP対策として自家発電機を設置、江南支店の事務所とトラックバースの一部の電気をカバーして、災害時でも全国発送を止めない仕組みを構築。その他、地下水を利用した膜ろ過システムの導入や企業内託児所(こぐま園)を設けるなど、新しい取り組みも行っている。
所在地:愛知県江南市南山町東81-1