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2023年05月12日 18:00 / 業績
トナミホールディングスが5月12日に発表した2023年3月期決算によると、営業収益1419億2000万円(前年同期比4.8%増)、営業利益73億8100万円(0.2%増)、経常利益81億8900万円(3.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益53億9100万円(5.5%増)となった。
このうち物流関連事業は、貨物輸送量の増加などにより営業収益は1335億4500万円(4.6%増)となり、セグメント利益は64億8300万円(0.4%増)となった。
軽油価格の高止まりや2024年問題の対応にむけて、労働環境の改善等にともなう対応コストの増大が見込まれるなど業界全体で厳しい環境が続いているが、同社は中長期的な成長を継続するための経営基盤の強化にむけ、「通信型の集配車デジタルタコグラフの導入」による安全性向上及び業務の可視化・効率化による生産性向上など、DX推進による物流サービスを強化。また、総合的なロジスティクスサービスの一層の充実を図るなど、新規顧客拡販・既存顧客深耕による事業収益の拡大を図った。
一方、脱炭素化の取り組みとして、2030年に温室効果ガス35%削減(2013年度比)、2050年にカーボンニュートラル達成という目標を設定し、「EVトラック」の導入及び「太陽光発電」の利用・拡大と事業所照明の「LED化」を推進。また、環境省の実証委託事業として「水素エンジントラック開発プロジェクト」に参画し、貨物事業における実用性と環境性、経済性の評価を2023年度中に行うなど積極的な取り組みを続けている。
2024年3月期は、営業収益1500億円(5.7%増)、営業利益80億円(8.4%増)、経常利益84億円(2.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益58億円(7.6%増)を見込んでいる。