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2024年05月17日 10:57 / 労務
マイナビが5月16日に発表した「2024年4月度アルバイト・パート平均時給レポート」によると、「工場・倉庫・建築・土木」が1341円(前月比:63円増、前年同月比:127円増)となり、2020年1月の調査開始以来の過去最高額となったことがわかった。
この調査はアルバイト・パート求人情報サイト『マイナビバイト』(https://baito.mynavi.jp/)に掲載された求人広告データを集計したもの。2024年4月の全国平均時給は1230円(前月比:0円、前年同月比:43円増)で、2023年7月以降は1200円以上で推移しており、前年同月比は20カ月連続で増加した。
このうち「配送・引越・ドライバー」は、1213円(前月比:16円減、前年同月比:76円増)。「2024年問題」を見据えた積極的な採用活動が行われた前月は、20年1月の調査開始以来最高額を更新、求人件数も前月比1.19倍増、前年同月比1.12倍増となったが、4月に入り、ドライバーの求人はやや落ち着いたようである。
一方で、4月はトラックドライバーの負担軽減に協力するため、工場・倉庫業者側の採用が活発化。荷待ち時間の短縮や、サービスとしての荷役作業の提供撤廃などの影響で、平均時給は過去最高を更新、求人件数も前月比1.28倍、前年同月比1.67倍と大幅に増加した。
「2024年問題」ではトラックドライバーが注目されがちだが、物流に関係する工場や倉庫業者側でも、その対応に取り組まざるを得ない状況となっていると考えられる。今後も引き続き積極的な採用が続くことが予想される。