大正製薬、リクサス/リング型デバイスでドライバーの健康状態を把握

2025年03月26日 10:03 / 施設・機器・IT

大正製薬とリクサスはこのほど、運送業者を対象とした睡眠に関する共同実証実験において、リング型デバイス「SOXAI RING 1」を活用し、睡眠時と活動時のシームレスなデータ収集に成功した。

リング型デバイス「SOXAI RING 1」は、小型で携帯性に優れ、日常の行動制限につながりづらいのが特長。指の脈波信号は、手首よりも正確で鮮明であると言われている。

<リング型デバイスと測定イメージ>
20250326taisho - 大正製薬、リクサス/リング型デバイスでドライバーの健康状態を把握

実証実験では、このデバイスを活用することで、睡眠時間、睡眠の質、各種バイタルデータ(安静時心拍数、心拍変動等)、活動データ(歩数、消費カロリー等)をシームレスに収集することに成功した。これにより、ドライバーの健康状態を、大きな負担なく連続的に把握することが可能となった。

今後、今回取得したデータを分析し、運送業界における睡眠課題解決のための新たなソリューションの開発に活用する。

運送業界では、人材不足と健康起因の事故削減が喫緊の課題であり、これは運送業界だけなく、あらゆる業界へ影響を及ぼす社会課題の一つとなっている。その解決にはドライバーの健康状態の正確な把握が不可欠となる。

しかし、睡眠の質を評価するには、ベッドマットなどの設備が必要であり、日常的なデータ収集は困難だった。そこで大正製薬とリクサスは、睡眠評価に必要な設備を不要とするリング型デバイスを活用し、実証実験を実施した。

■SOXAI RING 1
https://www.taisho-direct.jp/simages/soxai/

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