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2023年06月02日 14:37 / 施設・機器・IT
花王は6月2日、ENEOS、スズキ、SUBARU、ダイハツ工業、トヨタ自動車、豊田通商、マツダで構成される次世代グリーンCO2燃料技術研究組合と、「バイオエタノール生産研究設備における糖化酵素使用に関する合意書」を締結したと発表した。今後、非可食バイオマスを原料とした「第二世代バイオエタノールの生産研究設備」での糖化酵素使用に向けて、両者で取り組みを進めていく。
カーボンニュートラル社会実現に向け、バイオマスの利用及び効率的な自動車用バイオエタノール燃料の製造に関する技術研究を進めている次世代グリーンCO2燃料技術研究組合は、福島県大熊町に生産研究設備を建設し、非可食の植物を原料としたバイオエタノールの研究を行う計画としている。
バイオエタノールの製造工程は、1.バイオマスに前処理を行い、2.バイオマスを糖化酵素で糖に分解、3.糖を酵母菌で発酵させてエタノール発酵液を製造、4.エタノール発酵液を蒸留・精製、という順で進められるが、このうち、「2.バイオマスを糖化酵素で糖に分解」の工程で、花王が独自に開発した糖化酵素が使用される。
<バイオマスからエタノールを製造するプロセス>
花王は、独自酵素の開発やその製造方法についての研究開発を行い、その成果を自社製品に応用してきたが、昨今のバイオマス利用の広がりと、それに伴う高性能な糖化酵素へのニーズの高まりを受け、今後はバイオエタノール燃料製造に必要な糖化酵素を国内外の顧客要望に応える形で提供していく予定。これにより、産業界におけるCO2排出量削減と、サステナブルな社会の実現への貢献を目指していく。