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2023年07月31日 17:50 / 労務
厚生労働省は7月31日、全国の労働局や労働基準監督署が、22年にトラック、バス、タクシーなどの自動車運転者を使用する事業場に対して行った監督指導や送検等の状況について公表した。
監督指導を実施した事業場は3785事業場で、このうち労働基準関係法令違反が認められたのは3142事業場(83.0%)であった。その中でトラックは3079事業場に監督指導を実施し、2549事業場(82.8%)に法令違反が認められた。主な違反事項は「労働時間」(49.8%)、「割増賃金」(20.5%)、「時間把握」(9.1%)で、バス、タクシーなどに比べて労働時間の割合が高い。
<労働基準関係法令違反の事業場数及び主な違反事項>
また、3785事業中、2037事業場(53.8%)で改善基準告示違反が認められた。このうちトラックは1790事業所(58.1%)で、バス、タクシーよりも割合が高い。主な違反事項は「最大拘束時間」(42.8%)、「総拘束時間」(32.9%)、「休息時間」(31.7%)、「連続運転時間」(29.7%)、「最大運転時間」(22.3%)で、特に運転時間に関するものはバス、タクシーに比べて著しく高い結果となっている。
<改善基準告示違反事業場数及び主な違反事項>
なお、重大・悪質な労働基準関係法令違反により送検となったのは58件。このうちトラックの送検件数は44件であった。