ダイセーグループ/外国人ドライバー・整備士育成マッチングサービス開始
2025年03月19日 15:33 / 労務
ダイセーグループでシステム開発を行うDaisei VEHO WORKSは3月11日、特定技能制度を活用しながら、国内外の外国人ドライバー・整備士・倉庫作業員と物流企業をマッチングするサービス「DriveeLink(ドライビーリンク)」の提供を開始した。
ドライビーリンクは、2024年3月に特定技能1号に自動車運送業が追加されたことを受け、物流業界の人材不足解消に向け開発したサービスで、現地の送り出し機関や日本の人材管理機関と物流企業をつなぐシステムを提供。Daisei VEHO WORKSが本社を置くベトナムの人材派遣会社や駐日大使館と連携し、まずはベトナム人材のマッチングからスタートする。
採用する物流企業側は、募集人数、仕事内容、求める日本語レベル、想定年収などの求人情報を登録すると、送り出し機関と情報を共有し、企業の要件に適した人材が紹介される。その後、Daisei VEHO WORKSが応募者の選考や企業との面接を設定し、採用を支援する。
物流に特化した専門教育が強みの一つで、ダイセーグループ内のイズミ物流と連携し、求職者が海外にいながら日本の物流現場に特化した教育を受講できる仕組みを構築した。物流グループだからこそ、伝票や物流用語を初め、基本的な配送ノウハウ、整備の知識を入社前に教育することができる。
また、ベトナムのハノイ近郊にある教習所とも提携し、日本のトラックを活用した右ハンドルの操作や左側走行の運転技術、配送方法などの指導も行う。半年かけて求職者を母国で教育し、採用後すぐに日本の企業で働けるような人材育成を目指す。
これまで外国人採用においては、送り出し機関ごとのコストの違いや、採用人数が少ないほどコストが高くなるという課題があった。ドライビーリンクは、1人からでも応募可能な仕組みとなっており、より多くの物流企業が利用できる環境を整えた。
1969年に創業したダイセーグループは、貨物自動車運送・倉庫事業を中心に、自動車整備事業・中古自動車販売事業、リサイクル事業、IT事業、ホテル事業、食品事業まで幅広く展開している。現在、国内外に211拠点を構え、44社のグループ会社を展開。特に食品物流に強みを持ち、全国の配送ネットワークを活かした物流サービスを提供している。
■DriveeLink
https://driveelink.co.jp/
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