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2025年03月31日 14:28 / 交通
国土交通省は3月28日、新名神高速道路や阪神高速大和川線のネットワーク整備の進展を踏まえ、2024年6月に実施した近畿圏内の新たな高速道路料金導入の効果を発表した。
新たな高速道路料金導入後、6カ月で、阪神高速の長距離利用が減少し、短距離利用、深夜利用が増加。大阪都心部を通過する交通が減少し、都心部を迂回する交通が増加した。
新たな高速道路料金では、阪神高速において料金体系の整理・統一をさらにすすめるため、「新たな上限料金」を設定した。また、経路によらず起終点間の最短距離を基本に料金を決定する「都心迂回割引」を導入した。さらに、料金割引の整理・統一を図る観点等から、大口・多頻度割引の拡充や深夜割引の導入を実施した。
阪神高速の上限料金を1320円(32.3kmの料金)から1950円(51.7kmの料金)に見直した結果、2023年度対比で、全体交通量は増加したが、50km以上の利用は減少傾向となった。
また阪神高速において、深夜0時~4時の料金を20%割引する深夜割引を導入したところ、深夜割引対象の時間帯は、全体交通量の増加率(1.7%増)やその時間帯の交通量(1.7%増)の増加率を上回る3.1%増となった。
さらに、三宝JCT以南の湾岸線の出入口を発着し、名神高速、近畿道、第二京阪、第二阪奈等の対象出入口を利用するETC車が、大阪都心部を迂回して大和川線と近畿道を利用する場合に、大阪都心部を経由するルートと同じ通行料金となるよう、料金割引を実施した。その結果、湾岸線~東大阪線の場合、都心迂回ルートの利用分担率が増加、都心通過ルートの利用分担率が減少した。
そのほか、井川谷JCT以西の第二神明道路の出入口を発着し、名神高速、近畿道、第二京阪、第二阪奈、西名阪、南阪奈等の対象出入口を利用するETC車が、神戸都心部を迂回して7号北神戸線と中国道を利用する場合に、神戸都心部を経由するルートと同じ通行料金となるよう料金を割引した。第二神明~名神高速の場合、料金変更前後で利用分担率に大きな変化はなかった。